生理不順や生理痛治療(避妊)の医薬品リスト

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ピル(経口避妊薬)ってどんなもの?

ピルと聞くと避妊のための薬というイメージが強いでしょうが、実際にピルを服用している人はどれくらいいると思いますか?ドイツやフランスなどでは避妊といえば選択肢としてピルがまず考えられており避妊法の比率として約50%と広く普及していますが、日本での比率は約1%程度しか普及していません。
これにはピルに対する認識の違いや副作用の可能性などから服用が億劫になってしまっていることが原因です。

ピルを正しく使用した場合の妊娠率は約1%と避妊に対し高い効果が期待できます。日本で一般的な避妊法として用いられるコンドームの妊娠率は約10~20%と意外に高い確率で妊娠してしまいます。コンドームは性感染症の予防に対しては有効ですが、避妊という点においてはピルを服用した方が効果は高いので、コンドームとピルを併用することで安全な性行為を行えます。

ピル(経口避妊薬)にはどんな効果があるの?

ピルに含まれている卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2種類の女性ホルモンには排卵を抑制するという働きがあります。排卵が起きなければ妊娠をすることはなく、しっかりと避妊ができるということです。
また子宮内膜が厚くなると受精卵が着床しやすくなり妊娠しやすい状態となりますが、ピルには子宮内膜が厚くなるのを抑える働きもあります。
これらの作用によって避妊の効果が得られているのですが、ピルの服用をやめればまた通常通り妊娠できる体となるので将来子供が欲しい女性でも安心して避妊することができます。

用途に合わせた様々なピルの種類

ピルと言っても実は様々な種類があるのですが、組成しているホルモンの量や種類によりピルの種類も異なってきます。ピルとは卵胞ホルモンと黄体ホルモンで組成されており、卵胞ホルモンがエチニルエストラジオールというのはすべてのピルに共通していることなのですが、このエチニルエストラジオールの含有量により、超低用量ピル・低用量ピル・中用量ピル・高用量ピルの4つに分類することができます。

超低用量ピル1錠中に30μg未満を含む
低用量ピル1錠中に30μg以上50μg未満を含む
中用量ピル1錠中に50μg含む
高用量ピル1錠中に50μgを超過して含む

現在は副作用の少なさなど安全面での信頼が高いという理由で、この低用量ピルが主流となっています。

飲み忘れちゃった!こんな時どうする?

ピルは飲み忘れに注意しないと避妊の効果が弱まってしまうため、服用する際は飲み忘れに注意しなければいけません。万が一飲み忘れが判明した際は、下記のようにピルの飲み方を変えることで対処してください。

1日飲み忘れた場合
飲み忘れに気づいた時点ですぐに服用するようにします。つまり飲み忘れた分といつも通り服用する分の2錠を飲むことになりますが、副作用などの大きな問題は今のところありません。

2日以上飲み忘れた場合
2日以上飲み忘れてしまった場合は、今のシートの服用を中断します。そして次の生理が始まった段階でまた新しいピルを飲み始めます。
新しいピルを飲み始めるまでは避妊の効果が期待できないので、コンドームなどの他の避妊方法を取り入れましょう。

避妊に失敗した!緊急時の避妊に用いられるアフターピル

コンドームが破れていた、むりやり膣内に出されたなど意図しない妊娠をしてしまうなんてことも時にはあります。このような本意ではない妊娠を防ぐためにも、性行為時に避妊に失敗してしまった人でもできる避妊法としてアフターピル(緊急避妊薬)というものがあります。 アフターピルは性行為後に服用することで排卵を遅らせたり、子宮へ受精卵が着床するのを阻止することで避妊に対する効果があり、性行為からアフターピルの服用までの時間が短ければ短いほど避妊に対する効果が高いので、できるだけ早く服用するのが重要となってきます。

ピルにはこんな副作用(デメリット)も…

ピルを飲むと太るって本当?

以前に使われていた中用量ピルでは体重が増えたなどの副作用もありましたが、低用量ピルではそのような副作用を軽減できています。「太る」ということに関しても例外ではなく、低用量ピルを服用している分にはあまり気にしなくても大丈夫ですが、飲み始めの頃はまれに体がむくむ・太るという人もいらっしゃいます。もし飲み始めて太ったと感じた人がいても、それはあくまで一時的なものにすぎないので、気にすることはありません。

頭痛や吐き気が起こるのはなんで?

副作用として挙げられる症状に頭痛や吐き気があります。これらの副作用はピルを服用することで体内のホルモン環境が変わったことが原因で発症します。
ピルを初めて服用する際は体内が新しいホルモン環境に慣れるまでの期間に発症しやすくなりますが、服用していると症状も徐々に軽くなってくるので最初の内は我慢して飲み続けましょう。

不正出血が起きた!ピルのせい?

ピルを服用中、特に初期の段階では多少の不正出血が起きることがありますが、ピルを服用した約20%の女性がこの不正出血を訴えています。不正出血が起きた場合でもおよそ1か月程度で出血はおさまるので、そのままピルを服用し続けても問題はありません。

避妊以外のピルのメリットとは?

年代により異なりますが30歳以上になると避妊よりも副効用を目的としてピルを服用している女性の方が多くなっております。

副効用にはどのようなものがあるかという生理痛・生理不順などの生理にまつわる症状を改善したり、ニキビの改善など美容にも効果があります。特に大きいところでは長期間服用することで卵巣癌のリスクを下げてくれるということでしょう。

またピルには生理の周期を安定させてくれる効果もあるので、生理がなかなか来ないなどの生理不順で悩んでいる女性にも使われています。

ネット総合病院各薬のページにある製薬会社名・商品概要・口コミの記載を参考にして、あなたに合うお薬を見つけて下さいね ♪

コメント

トップへ戻る