スポラノックス・イトリゾール
スポラノックス・イトリゾール(一般名:イトラコナゾール)は、1993年8月に厚生労働省より販売の承認を受けた抗真菌薬です。
真菌が原因となる白癬(水虫、爪水虫)、カンジダの一般的なものから、内臓真菌症(真菌血症、呼吸器真菌症、消化器真菌症など)のような重篤な疾患の治療薬として使用されます。
爪水虫に対する投与方法としてパルス療法というものがありますが、その効果は非常に優れていることから、よく使用されています。
スポラノックス・イトリゾールが効果を発揮する菌種は、真菌と呼ばれるものです。
細胞膜は、人間の場合はコレステロールが主成分となり構成されていますが、真菌の細胞膜の場合はエルゴステロールと呼ばれるもので構成されており、コレステロールとは異なる成分です。
スポラノックス・イトリゾールをはじめとした抗真菌薬は、このエルゴステロールをターゲットにしています。
人間の場合は細胞膜を構成している主成分が真菌とは異なるため、スポラノックス・イトリゾールを服用しても、細胞膜に悪影響ができることはありませんので、安心して服用することができます。
ミコゲルクリーム
ミコゲルクリームは、抗真菌薬フロリードDクリームのジェネリック医薬品です。
インドの製薬会社シプラが販売しています。
水虫、白癬菌、カンジダなど真菌(カビ)によって引き起こされる症状に用いられます。
先発医薬品フロリードDクリームはミコナゾールを1%含有していますが、ミコゲルクリームはミコナゾールを2%含有している為、より強い効果を期待出来ます。
有効成分ミコナゾールが真菌(カビ)の細胞膜を壊す事で、殺菌的に抗真菌作用を発揮します。
正しく塗布を続ける事で真菌によって引き起こされる様々な症状が改善します。
ケトラル
ケトラルは、脂漏性皮膚炎や水虫などの真菌感染症の治療に用いられるニゾラールのジェネリック医薬品です。
製薬会社ビリムファーマが販売しています。
有効成分ケトコナゾールが真菌細胞の酵素の働きを阻害することで殺菌作用を示します。
頭部の脂漏性皮膚炎に対しても有効性が認められています。
有効成分ケトコナゾールが脂漏性皮膚炎や水虫などの原因となる真菌の細胞膜の機能を破壊する事で殺菌的に作用します。
脂漏性皮膚炎、爪水虫、足水虫、その他水虫全般、内臓真菌症、深在性皮膚真菌症など幅広い真菌感染症に用いられます。

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